首里城の記憶
残念ながら、火災で大半の建造物と、貴重な宝物が失われてしまった「首里城」。
今日現在では原因は特定されていませんが、おそらく祭礼の準備で使われていた照明の過熱とか、電気系統のトラブルか。
あるいは溶接の火花がくすぶっていたとか…。
首里城。
過去の戦乱や、直近では太平洋戦争の砲撃により、5回焼失しているそうで。
今年は10月27日~11月3日の日程でおこなわれていた『首里城祭』
16年前のこの日、訪ねていました。
(以下、写真はすべて2003年に撮影したものです)
2003年、鉄道がなかった沖縄県に、鉄道ではないけどモノレール「ゆいレール」が開通して話題になった年です。
当初からドアゲートが設置されていましたが、駅員さんが張り付いていて、ドアやフェンスから数mも離れるように注意されたことが印象的でした。
ビビりすぎだよ!w (^o^;)
さすが沖縄、この時期でも半袖だし、ハイビスカスが咲いている。
ゆるい坂を上り、守礼門。
城内へ。
第一の正門「歓會門」。
最も有名であろう、「正殿」。
正殿から北殿を。
「御庭(うなー)」には「磚(せん)」という煉瓦が敷かれ、美しい模様になっています。
これは諸官が整列する目安になっていたとか。
また中央の通路状になっている所は、国王や冊封使(さっぽうし)などの限られた人しか通れなかったそうです。
城内の一角で、沖縄舞踏が披露されていました。
右掖門(うえきもん)は出口になっています。
那覇の町並みを一望。
「園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)」。
門といっても出入り口ではなく、国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所だそうです。
円覚寺などの史跡を見ながら城下へ。
お庭を眺めながら食事ができるお店で、石垣牛汁とジューシー(沖縄炊込みごはん)のセット。
国際通りに戻ると、ちょうど「琉球王朝絵巻行列」が。
この写真 ↓ ガラケー(しかもmova)時代のものなのでVGAサイズ。w
古式ゆかしい、華やかな隊列が続きます。
王妃様かな?
。
往時の中国皇帝使節と琉球王朝の栄華がしのばれます。
有名な撮影場所は私有地。
当時は2千円ほどの料金で入れてくれたようですが、今はお断りなのかな。
なんとか全景が望める場所を探して。(^_^;
沖縄県民、那覇市民にとって、かけがえのない思いが詰まった首里城。
1日も早く、再建されますように。
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