「正しい教室」 2015.04.12
久しぶりにまともな昼食を食べておくかと店を物色。
前日しょこたんブログ「なかの」 で牡蠣を見ていたこともあり、こちらのお店へ。
ずいぶん空いてると思ったら、客席はこの奥でほぼ満席。
「牡蠣釜飯定食」をオーダーしましたが、なんだか場違い感たっぷり。
私以外の全員が、網の上で焼く「焼き牡蠣」をオーダー。
ときどきポーンポーンと景気のいい破裂音をさせていました。
もちろんソレにはそそられましたが、今の手の状態では危険すぎます。
なんて思っているうちに、熱々の釜飯到着。
たっぷり牡蠣がのって、さらにこの味噌汁!
久々に牡蠣を堪能し、これで税込み1,200円だからお安い。
もうすこし手が動くようになったら、あの「焼き牡蠣」にいってみたい。
毎々、前置きが長くてスミマセン。
劇場は9階。
エスカレーターはないので、エレベーターか、裏口的位置の階段で。
会場は満員御礼。
ステージセットは中学校の教室。
高原リゾート地にある中学校が舞台。
11人の同窓生のうち、とある目的で7人が集まっての同窓会。
そこに嫌われていた元担任も加わって…。
まだ公演期間中なので、これ以上ストーリーには触れませんが。
観ながら思ったこと。
「褒める教育」だとか「子供の目線で」ということが大切だといわれてから久しく、一方でモンペア問題も。
学校では先生が児童生徒を男女とも“さん”付けで呼び、表彰状には“様”が付く。
小学校によっては卒業式の“壇”もフロアに下ろし、何事によらず『お子様さま様』。
子供が首をかしげてたら先生の方から出向き、膝まずいて「どうしたのかな?」
昔は電車に乗れば、「子供は立ってなさい」と躾けられたものですが、今は子供を座らせて親が立つ。
おまけに高齢者が来ようと、障害者が来ようと、子供を立たせて譲らせることさえしない。
“お子様”は優先順位、最上位。
そんな時代の子供たちも、とっくに成人。
今では若手社員自ら「自分、褒められて伸びるタイプなんで…」なんてほざいてみたり、ちょっと厳しく注意されれば「パワハラ」だ「ブラック」だとこざかしい。
どうかすると簡単に、お客様相手にふてくされたりキレちゃったり。
年長者は腫れ物にさわるような姿勢で、結局若手はいつまでたっても育たない。
ガラのデカイお子様ばかりになっちまってる。
彼らが中高年になったとき、誰がご機嫌を取ってくれるのだろう。
若手を育てる力なんて期待できるはずもなく、お子ちゃまばかりの社会はどうなるのか?
本当に親切って、どういうことなのだろう?
本当にやさしいって、どういうことなのだろう?
感情任せに怒るのは、もちろん良くない。
でも年長者(親,教師,先輩,上司etc.)には、教え導き育てる義務があると思うんです。
ときには壁になって立ちはだかり、ときには憎まれ役を買って出て発奮させる。
また、人は誰でも表面を繕うもの。
できない理由、やらない理由の原因を転嫁してみたり。
あるいはあたりのいい表現にしてみたり、嘯いてみたり。
強がったり、逆に気弱に見せたり。
言動と本心は、必ずしも一致していない。
如何にして本心を見抜くか。
見抜かれた方は、たいてい激しく逆上するもの。
それこそが本心はそこにあることの証といえる。
年長者はこういうことを踏まえたうえで、「意図的誘導的」な指導や叱責、叱咤激励をしなければならないと。
“壁”は弱くては共にケガをしてしまう。
低すぎては試練にならない。
高すぎては乗り越えられない。
憎まれ役は“徹する”ことが必要。
孤独だし、さびしいし、時には総スカンを食ったりと、叱られてる本人よりつらい。
でも「頑張ったな」と笑顔を見せていいのは目標達成の後だけ。
もしかしたら笑顔を見せる機会には恵まれないかもしれず、ずっと憎まれっぱなしで終わってしまうかもしれない。
大人が子供に迎合したというよりも、この「大人の責任を果たすつらさ」から逃げてしまった。
「逃げの口実」が、“叱るより褒めろ”だったり、“子供の気持ちを尊重して”だったり…。
そんな昨今の風潮に対して、真正面からバッサリ斬り込んだ。
近藤正臣さん演じる寺井先生は、井上芳雄さん演じる菊池先生と対比しなが、「これでいいのか?」と課題を突き付けてくる。
そんな思いを感じました。
さて、出演者の前田亜季さん。
じつは私が初めてアイドルイベントに参加したのが、前田愛さんと亜季ちゃんのデジタル写真集のリリイベ。
だしか亜季ちゃんは小学4年生じゃなかったかな?
まだ写メはもちろん、デジカメもない時代。
撮影タイムはフィルムカメラ。私は60-300mmズームレンズ装備の一眼レフを携えて参戦しました。
もうひとりの小島 聖さん。
中学生の頃に出演された映画、「せんせい」や「タスマニア物語」も観に行きました。
大河ドラマ「春日の局」や、三ツ矢サイダーなどのCMもなつかしい。
今では「登る女」をはじめとして自然と共存するライフスタイルを表現したり、ドラマでは癖のある悪女を演じたり、幅広い役柄を演じる素敵な女優さんになられました。
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