車検とかクルマいじりとか…
ユーザー車検、過去5回ぐらいやったかな。
「安い」とブームになった時期があったけど、私は「自分の手でしっかり管理したかった」から。
輸入車にしてからは、部品の調達が面倒だったり、本国からの改修指示は正規ディーラーじゃないと分からなかったりなのでお任せしてます。
お友だちの皆さんは既にご存知と思いますが、大学は機械工学科卒で、自動車工学の単位も修めています。
一応…
→ My Car History
で、思い出しながら。
まずは24カ月点検。
「自分でやっていいの?」とよく聞かれますが、法律上は「所有者自身でおこなわなければなりません」。
でも出来ない人が多いから、出来る人に頼む。
“業”として委託を受けるために、整備士の資格とか、工場の認証がいるわけです。
ブレーキなどの重要保安部品は、無資格者が「繰り返して分解整備しちゃいけない」という法律。
1回ならいいと読める。ww
ディスクブレーキなら、分解しなくても点検整備はできます。
クルマについてる「整備点検簿」の項目に沿って、点検しながらチェックすればよい。
でも「ハンドルのぶれ」だの「異音」だの、乗ってりゃ分かる!
異常がなければ「チェック」。
オイルとか、いい機会だからと交換したら「X」(交換)。
空気圧はGSのポンプでチェックして「A」(調整)。
タイヤを外して、ブレーキシューの厚みをチェック。
調子の悪い所があったら、車検とは関係なく、修理してもらわなくちゃね。
マイカーなら、日頃から具合が分かるというものです。
これらの方法や数値は、点検簿に図入りで書かれています。
こんな要領で必要箇所を見ていけば、1時間もあれば終わります。
要修理箇所があったら、整備工場なりディーラーさんなり頼めばよい。
内容によってはGSや用品店で対応できるものもあります。
※今は車検前に自分で点検してもいいけど、「後点検」と言って「車検後にプロに点検整備してもらうこと」となってます。
でも、あれば頼りになるのがコレ!
前に乗ってたカリーナの「整備解説書」と「配線図」です。
これ、プロの整備士さん用ですが、付属のマニュアルより格段に分かりやすい!
ジャッキを当てる場所なんて基礎事項でさえ、この丁寧な図解。
どこはどのぐらいの力で締めるのか、具体的な数値で書かれています。
トルクレンチで締めれば一目瞭然。
電気系統だって、するっとまるっと完全解説! ←当たり前だけどww
国産車のはディーラーさんに頼んで取り寄せてもらいました。
本来、社内向けの資料なので、普通には売ってません。
しかし輸入車は違います。
本屋さんで売ってます!
ちょっと大きい本屋さんなら店頭に並んでいるし、アマゾってもいいし。
私は書泉で買いました。
国産車のプロ用と同じように、実に具体的で懇切丁寧。
紙質はわるいけど。
英語だし。
でも写真や図と、数値が分かればあまり支障ありません。
当時の検査ラインの手順は、こんな感じで通しました。
コイン洗車場で下回りを洗浄。
これは下にもぐる点検員さんへのエチケット。
点検整備記録簿や納税証明書などを持って、陸運事務所の“そば”へ。
「テスター屋」さんがあるので、まずそこへ。
ここでブレーキ力、スピードメーターのチェックをします。
メーターは必ず誤差があるのですが、ここでは40km/hで車輪を回してくれる。
このときの針の位置を覚えておきます。
ヘッドライトの光軸調整もやってくれます。これは直前にやっておいた方が無難です。
前輪の整列もここでチェック。無料で調整もしてくれます。
以上、4,200円。(当時)
そのまま陸事に行って、外郭団体の事務所で、極めて事務的に重量税や自賠責払ったり。
もらった書類を持って、陸事窓口へ。
点検簿と書類を出して、点検簿はしっかり見られますね。
少し質問されるかも。
チェック用紙をもらったら本番です。
・外観
まずライン入口で、外観を見られる。
フェンダーはみ出しとか、シャコタンとか、運転席や助手席のスモークフィルムとか、そりゃ論外ね。
ウィンカーつけて、ワイパー動かして、ウォッシャー出して、クラクションをプップー!
要するに球切れとか、色は正しいかとか。
(テールランプのクリアレンズは赤電球必須。
自主輸入車とかで要注意なのは、ウインカーはオレンジ色にすること。とか)
一言で言えば、「保安基準に沿っているか」
改造してなきゃ、ひっかかる心配はありません。
ハイ、次。
・速度計
ドラムの上に前輪を載せます。(FR車)
押しボタンを渡されます。
「ドラムの回転が徐々に上がっていくので、40km/hになったら押すように」と。
で、さっきテスター屋さんで覚えた位置になったらボタンを押します。
・ブレーキ
ちょっと進んで、4輪ともドラム上へ。
また徐々に回転が上がります。
「ランプがついたらブレーキ踏んで」。
で、渾身の力を込めて一気に踏み込みます。
たいてい素人は急ブレーキ踏んでも力が弱い。
やり直しになることもあります。
・ヘッドライト(光軸)と排気ガス
検査機の前に進み、エンジンかけたままヘッドライトをハイビーム。
センサーが動いて光軸検査が始まります。
この間にクルマを降りて、排気管にセンサーを差し込みます。
「ピピー」と排気ガス検査が終わったら、ヘッドライトも終わってるので、そのまま次へ。
・下回り
検査員が下にもぐって、ハンマーでコンコンコン。
ボルトのゆるみとかを調べます。
で、終わり!
フロントガラスに貼るシールをもらって帰ります。
ここで一言、念を押されます。
「検査に合格しましたが、これは今現在の状態であって、むこう2年間を保証するわけではありませんので、日頃の点検整備を怠らないで下さい。」
お約束ですね。(^ω^)
もし引っ掛かっても、その日のうちなら追加料金なしで何回ライン通してもOK!
旧車乗りの方など工具持参で、陸事の駐車場で整備してました。
検査費用は1,200円。(当時)
お薦めはお盆の時期。(といっても限られますが)
整備工場やディーラーさんは夏休み。
でも陸事は官公庁なのでちゃんと“営業中”。
めちゃくちゃ空いてます!
検査員さんもヒマなので、親切にゆっくり対応してくれますし。
こんな経験を通して、マイカーに対する愛着とか、整備状態に対する責任感とか、いっそう増した気がします。
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