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頑張れ、しっかり、トヨタ!

エコブームの追い風で人気絶頂だったプリウス。
ブレーキ問題ですっかり“悪い子ちゃん”みたいになってしまいましたね。
そもそも回生ブレーキという、これまでの車にはないシステムと、従来からの油圧ブレーキを組み合わせてABSを働かせるという仕組み。
“フィーリングが異なる”のは確かだろうと思います。

でも「ブレーキを踏んだのに、一瞬力が抜ける」というのは、「アクセル踏んだのに加速が鈍い」というのとは比較にならない恐怖感があるもの。
フィーリングが異なるのであれば、少なくとも購入者には十分に説明し、一度試してもらうぐらいのことをしても良かったのではないでしょうか。

かつて私もトヨタ車に乗っていました。

TOYOTA CARINA 1600GT
他メーカーの同じ価格帯の車に比べて質感の高さが感じられ、クセがなくて乗りやすいのが特徴でした。
気に入って8年ほど乗りましたが、あることをきっかけに買い替えの検討を始めてしまったのです。

衝突時の車室空間保護の性能が問題になった時期がありました。
20年近く前になるでしょうか。
NHKが番組で取り上げ、ドイツ車などは車の前後がつぶれても乗員のいる空間は守られ、大事故でも軽症で済んだというものです。
今では常識になった“ドアビーム”。
国内向け国産車にはまだ装備されていませんでしたが、輸出用にはちゃんと装備されていたのです。

そのことに関連して、某自動車情報番組で、トヨタの技師の方がこんな言い訳をしたのです。
「欧米と日本国内では事故の状況が異なるので、国内向けの車に必要なわけではない。」
司会者の方ががしつこく「安全だというのなら、クラッシュテストの映像を公開せよ」と言い続けていたUHF局の番組です。

正直「エッ?」と思ったものです。
そりゃ、道路事情や国民性の違いがあったとしても、衝突の仕方にどれほどの違いがあるのか。
それから程なくして国内向け車両にもドアビームをはじめ、フレームの強化などの対衝突安全性が改善されました。

私はこのような状況から、国内メーカーに強い不信感を抱くようになり、当時安全性へのこだわりで有名だったボルボ車に乗り換えたのです。

VOLVO 240GL WAGON

「ブレーキの件は、フィーリングの問題だ。」
この最初の回答に、ドアビーム問題のときの回答を思い出しました。

日本製品の良さってなんでしょう。
品質の高さ、精密さ緻密さ、つくりの丁寧さ、そして「細かな配慮が行き届いている」ことなどが挙げられるのではないでしょうか。

国産車を見ると、気の利いた物入れや、質感の高い造作など、丁寧なつくりに関心します。
一方で今の愛車「クライスラー グランドボイジャー」は、国産車に比べるとぞろっぺいなつくりに感じてしまう部分があるのは確かです。

VOYAGER

でもシャーシやボディの内側など、目につかないけれども安全性や耐久性を保つために大切なところは、しっかり作られています。
シートまわりもゆったりしており、乗り心地は快適です。

車といえば、その国を代表する機械工業製品の一つ。
トヨタといえば、我が国を代表する世界的企業の一つ。
誠実な製品作りで名誉挽回されることを期待しています。good

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