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DIY盛衰

私が中学生の頃だったでしょうか。
今は“ホームセンター”のカテゴリーに入るようですが、「Do it youreself.」という言葉が流行し、街にはいくつもの所謂“日曜大工店”が開店しました。

それまで目にすることがなかった様々な工具は眺めているだけでも楽しく、小遣いを貯めてはオートマチックドライバーやら、ボックスレンチなどを買い集めたものです。confident

木材もラワンベニヤ板だけでなく、いろいろな種類の板を手頃なサイズで買うことができ、手作りを楽しむとともに、“安く上げる”目的も果たしていたと思います。

しかし、今や海外で生産される組み立て家具は材料費より安く、「手間賃考えたら買った方が断然得」という人も増えたように思います。think

そんな中、先の言葉を冠したホームセンター「○イト」が「○ンキ」の傘下に入りました。いくつかのお店は完全に「○ンキ」になり、またいくつかのお店は園芸品を扱う部分はそのままに、「○ンキ」との併合店になりました。
先日、100%「○イト」のまま残った大型店に行ったのですが、わずかの間にすっかり様変わりしていたのです。coldsweats02

そう、店名はそのままだったのですが、中身の半分が「○ンキ」だったのです。やはり同様に暫くぶりに来店したとおぼしき中年男性のつぶやき曰く「こんなんなっちゃったのかぁ。情けねぇなぁ。」

全く同感でした。think
プロの職人さんも買いに来るような様々な工具や材料は隅に押しやられ、雑貨が棚にうず高く積まれています。
しかし悲しきかな、レジには改装前よりも長い列ができていたのです。

“オタク”が市民権を得た反面、“マニア”はどんどん減少しているのでしょうか。
これも『モノづくりニッポン』の衰退の危惧と、無関係とは思えません。

出来合いのモノを組み合わせることも悪くはないと思いますが、自分の創意工夫をいかして手作りを楽しむゆとりも失いたくないものです。

かつて中学生のときの技術家庭科では、1年生では平板を使って本立てを作り、2年生では角材を使って電話台を作りました。そして3年生ではラジオを作ったものです。
つくりの精巧さを競う者、塗装に凝る者、同じ材料でもデザインに個性を出す者、皆がそれぞれ工夫して楽しんでいました。delicious

今は時数減の影響ですっかり簡素化されてしまったそうです。
中学生にもなって、ペットボトルを切った廃品利用の工作をして、何が楽しいのでしょうか。pout

折りしも学習指導要領が改訂されます。
小学生に英語を教えるのも良いでしょう。
でも理科の実験観察や、技術家庭のモノ作りといった、手先と頭脳を動かす内容を是非とも充実させて欲しいものです。

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