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2011年5月26日 (木)

後遺症2「つかえ」

胃を切除した人の後遺症の定番には、いくつかあります。

  1. ダンピング症候群
  2. 逆流と胸やけ
  3. つかえ
  4. 腸閉塞
  5. おなら
  6. 下痢
  7. 便秘
  8. 痩せ
  9. 疲れ・脱力感 (眠気)
  10. 嘔吐
  11. こむらがえり
    等々

私の場合、現時点では 1、3、5、6、8、9 が該当しています。

“現時点では”というのは、体験談を見ていると、しばらくは見られなくても数年後に発症する場合があるようなのです。
中には術後18年経ってからダンピングが始まったという方や、3年後に腸閉塞になったという方もありました。
 

3「つかえ」は、飲み込んだ瞬間に、喉元から胃のあった辺りがグッと苦しくなり、文字通り“つかえている”感じです。
ひどいときは、まるで吐くような咳き込みをしますが、実際に吐いたことはありません。

とにかく上体を後ろに反らせ、数分~20分ぐらい待つしかありません。

調べてみたら、どうやら“吐かない”のではなく、“吐けない”のだとわかりました。
食べ過ぎた場合や有害なものを飲み込んでしまった場合、胃は出口を閉め、胃袋を収縮させて排出しようとします。
しかし、その胃袋がないわけです。
腸には蠕動運動によって、食物をゆっくり出口に向かわせることしかできません。

つかえが生じるのは、噛み方が不十分だったり、飲み込む量が多かった場合に発生するようです。
腸にしてみれば、「俺にどうしろっていうんだ!」ということなのでしょうね。

今のところベストな対策は、とにかくしっかり噛むこと
ご飯の場合、まず粒の形がすべて無くなるまで、満遍なくよく噛みます。
そこで飲み込んではまだ早い。
そのまま噛み続けると、唾液がさらに混ざって結構“ゆるく”なります。
その状態になってから飲み込めば、つかえもダンピングも防げるようです。

ヨーグルトも噛みます。
口の中で完全に形を崩すとともに、唾液が混ざるようにします。

牛乳も噛みます。
噛むというよりも、やはり温度を少し体温に近づけるとともに、唾液を混ぜるということです。

わかっているのですが、つい不十分な噛み方で飲み込んでしまうと、「しまった!」と思う間もなく苦痛を味わう結果になってしまうのです。weep

唾液には、小中学校で習ったように、アミラーゼというデンプンを分解する消化酵素があります。
それ以外にも、様々な酵素があるそうです。

体験談の中には、少量のアルコール(特に日本酒)が功を奏している方も少なくないようです。
おそらく「またつかえるんじゃないか」というような、精神的な面もありそう。
健康なときだって、ストレスで同じように“つかえ”が起きますからね。
少量のお酒が血行をよくし、リラックスして食事をさせてくれるのかもしれません。
体験談に日本酒が多いのは、ビールのような炭酸だとそれだけで膨満感が生じてしまうことや、比較的年配の人が多いからかもしれません。
それにお猪口1杯だけというように、量も自在ですからね。

ともあれ大事なのは、胃袋の働きを、意識して口でおこなう
これに尽きるようです。happy01

というわけで、胃の働きのおさらい。

  • 固形物を細かくする。
  • 胃液と撹拌して、貯めておく。
  • 量を調節しながら、すこしずつ腸に送る
  • 唾液のアミラーゼによる糖質の消化と、ペプシンによるタンパク質の消化。
  • 水、アルコール、ミネラルの吸収。
  • ビタミンB12の吸収に必要な内因子の分泌。
  • 強酸性の環境により、細菌の侵入を防御する。

などです。
尚、「胃は切っても再生する」というのは都市伝説です。
細菌の侵入に対しても弱くなっていますので、食物の鮮度や衛生状態に一層注意する。
また乳酸菌を努めて摂取することも有効だそうです。
今、問題となっているユッケやレバ刺しなどは避けるべきでしょうね。
元々好きではありませんが・・・coldsweats01

後遺症 No.5以降は、またあらためて。

 

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